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デビュー作『すずめすずなり』からコアな支持を獲得して
きた秋山はるが、女性作家ならではの視点と感性で取り組
んだテーマは、”恋愛”。揺らいで軋む心と性を、細やかな
描写で紡ぐ話題作。
誰かから愛されたい──そう願っていた宮下雪乃。そんな彼女を見つけた、岩井節子。ふたりは出会い、体を重ね、それから恋に落ちた。異性を知らない雪乃と、異性との過去を持つ節子。そしてすれちがってしまった夜、ふたりの”関係”に落ちた影──それは、決して消し去ることのできない”経験”。
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